お茶とは・・・

表千家 裏千家

[写真/玄関] 茶道(さどう)とは、湯を沸かし、茶を点(た)て、茶を振る舞う行為。またそれを基本とした様式と芸道。 元来「茶湯」(ちゃとう)「茶の湯」といった。千利休は「数寄道」、小堀政一(遠州)は「茶の道」という 語も使っていたが、江戸時代初期には茶道と呼ばれた(『茶話指月集』『南方録』など)。海外では 「Japanese tea ceremony(=茶の儀式)」として岡倉天心が紹介し、以後その名前で定着する。 現在一般に、茶道といえば抹茶を用いる茶道のことだが、江戸期に成立した煎茶を用いる煎茶道も含む。

表千家

[写真/お茶室] 表千家(おもてせんけ)は、茶道流派の一つ。千利休を祖とする千家の家督を継いだ千家流茶道の本家で あり、宗家は宗家は京都市上京区小川通寺之内通上るにある。 表千家を象徴する茶室不審菴(ふしんあん)の号の由来は「不審花開今日春」の語に由来しており、 財団法人不審菴が管理している。 現在の家元は、千利休から数えて、14代目の而妙斎(じみょうさい)千宗左(せんそうさ)家元である。 代々の家元は紀州藩主である紀州徳川家(御三家)の茶頭として格式を誇り、紀州徳川家と強いつながりが あった三井家とも縁があった。 本家の表千家に比して分家の裏千家の名は、今日庵が表通りの不審菴の裏にあることに由来する。

裏千家

[写真/庭] 裏千家(うらせんけ)は、茶道流派の一つ。 「裏千家」の語は、家元とその家族らで構成される宗家を指すことも、財団法人裏千家今日庵などの 法人組織を指すことも、弟子・門下生を含む流派組織を指すこともある。茶道諸流派中最大の流派である。 裏千家の名称は、千利休からの家督を継いだ本家の表千家(不審菴)に対し、 今日庵が通りからみて裏にある意。宗家は京都市上京区小川寺之内上ルにあり、表千家宗家と隣接している。 その茶室・今日庵(こんにちあん)は裏千家の代名詞でもある。 なお、今日庵の由来は、宗旦が亭主をつとめた茶席に遅れた清巌和尚に、所用があるとして留守にした宗旦が 明日の来席を請うた際に残した清巌和尚の「懈怠比丘不期明日」の書き付けから。 「千家」といえば本来、本家の表千家のことであったが、裏千家の活躍もあリ、 近年になって分家である武者小路千家と併せて「三千家」いうようになった。

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